SOREMA -それ、魔!- 36

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SOREMA -それ、魔!- 36

 


「鬼ごっこ

 

────


第307話 「共闘」

 

────


《スターリーランド / 一善サイド》


デュマ「戦う相手が強ければ強いほど、強くなれるんだよ...!」

一善「それはよかったな」

デュマ「あれれ。反応薄いね」

一善「...?」

デュマ「今、結構絶望的なことを教えてあげたつもりだけど...?」

一善「...(なんだ...?精神論じゃないのか?そういう能力か...?)」


三太郎「おーい!!一善!!」

幸二「そいつは?!魔者だな!!」


一善「二人とも!」


デュマ「ん?君のお友達かな?」


三太郎「なんか、変な奴だな。こいつ、なんだっけ、バベルじゃなくて...」

幸二「ノベルな」

三太郎「それ!お前、それか?」

幸二「...?」


デュマ「そうだよ。僕はデュマ。よろしくね」

三太郎「デュマ?どこの国出身だ?」

幸二「魔者だからそういうのは無いだろ」

一善「幹部級にはコードネームがあるらしい」

三太郎「ふーん」


幸二「さっきの魔者はもう回収してもらった。大丈夫だ」

一善「...そっか」

デュマ「(なるほど...カフカ2君はやられたか...このまま帰ったらシェイクスピア様に怒られるな...なら...!)」


幸二「まぁ、こいつは倒すぞ」

三太郎「あぁ。名前なんて興味もねぇが、お前ら全員ぶっ飛ばさないと、皆が怒る」

幸二「...」

一善「行くよ!」


デュマ「一人殺してトントンってことで!死ねぇ!!!!」

デュマは、長い薙刀を取り出した!

一善「緑のエレメント...!巌窟王!」

つのキング「ウォーーーーーー!!」


キィン!!


幸二はサイドに回る!

幸二「操天...!砂嵐!!!」


ゴォォォォォォ...!!!


デュマ「ゴホゴホ...!前がよく見えない...!」

三太郎は、ゴーグルをして、後ろへ回り込む!

三太郎「行くぜ魔者...!黄のエレメント...!!真・ガントレットバスター!!!」


ドゴォン!!!


デュマ「ぐはぁっっ!!」


一善「たたみかけるぞ!!緑のエレメント!桜桃!!!」 バコォン!!


デュマ「がはぁっ!!!」

 

────


第308話 「反転(リバース)」

 

────


《スターリーランド》

デュマ「く...!」

幸二「滅びろ...蒼き青のエレメント...!蒼龍鳴動!!!」


ギュリャオォォォァ!!!


デュマ「ぎゃぁぁぁ!!!!」


シュゥゥゥゥ...


三太郎「...」

幸二「...」

一善「(やったか...?)」


デュマ「...いいねぇ...君たち...ゴホッ...強くって」

三太郎「そりゃどうも」

幸二「...」


デュマ「でもさぁ、3対1って...卑怯じゃない?」

一善「黙れ」

幸二「幾つもの命を奪っておいて、よくそんな事が言えるな」

三太郎「図々しいなこいつ」


デュマ「やっぱりさぁ、ゲームはフェアじゃないと、、」


ビュン!


幸二「(消えた...?!)」

三太郎「!!!」

 

デュマ「ね」

 

一善「...!!」ゾクッッ!!

デュマは、一瞬で、一善の背後に現れた!


デュマ「はい。タッチ。これで君は、俺の味方だよ?」

一善「...は?」

 

ド    ク     ン     !    !

 

一善の身に謎の衝撃が走る!

幸二「...?」

三太郎「...なんだ?」


一善「うぅ...ぅ...」


デュマ「彼は俺の仲間になった。この術は僕のとっておきの術でね、マヂカラを沢山使うんだけど、とっても便利なんだ」ニコッ


幸二「は?」

三太郎「?」


ビュン!!!!!


すると、一善が幸二を殴り飛ばした!!!!


デュマ「...」ニヤッ

幸二「?!?!」グハッ

三太郎「幸二!!!!!」


幸二「く...一善?」

三太郎「一善?!?!」


一善「うぅ......」

一善の目元に赤い涙のような紋様が浮び上がる。


幸二「...!」

三太郎「お前、なんかしたな」


デュマ「”反転(リバース)”。彼はリバースした。もう君達の仲間ではなくなった。これで、2対2。楽しいゲームの始まりだぁ!!!!」


幸二「リバース...?!」

三太郎「どうなってやがる?!」

一善「うぅ...ぅ...」


デュマ「いい反応だねぇ...じゃあ、もっと面白いものを見せてあげようか...!!!!」


ゴゴゴゴゴ...!!!!

 

────


第309話 「愚弄」

 

────


《スターリーランド》

幸二「今度は何をする気だ...?」

三太郎「分からねぇ...」


デュマ「ふふふっ。”操天...砂嵐...”!!」

三太郎「!!!」

幸二「!!!!」


ゴォォォォォォ...!!!


幸二と三太郎を砂嵐が襲う...!!!


三太郎「ゴホッ...な、なんでこいつが?!」

幸二「俺と同じ技を...!!」


デュマ「それだけじゃあないよ!」

デュマは、黒いつのキングを召喚し、三太郎に攻撃を仕掛ける...!!

三太郎「...!!!」


ガキィン!!!!


三太郎「うわぁぁぁ!」

幸二「三太郎!!!!」

デュマ「これは俺の魔導書の応用さ。もう分かったよね...!」

幸二「ちっ...お前、まさか?!」


デュマ「そう。俺は、他人の技をコピー出来る...!」


三太郎「!!」

幸二「...なるほどな」


デュマ「さぁ、戦え。俺の忠実な'お'友'達」

一善「うぅ...うぁぁぁ!!」

三太郎「!!!」


ガシッ!!!


三太郎「一善!!!落ち着け!!!」

一善「うぅ...うぅ...」


ドゴォーーーーーン!!


三太郎「うわぁぁぁぁ!!!」

幸二「!!!(こっちの声は届いているのか...?)」


デュマ「君の相手はこっちだよ?操天...砂嵐!!!」ゴォォォォォォ!

幸二「ちっ...!!守護!!」ザァァァ!!

デュマ「はっはぁ!楽しいねぇ!」

デュマは、薙刀で幸二を攻撃する!

幸二「...!!」

幸二は後ろにかわし続ける。

デュマ「ほら、もっと来なよ!もっと攻撃しなよ!!」

幸二「...!!!」


デュマは攻撃の手を止める。

デュマ「ほら、見せてよ。君の力」

幸二「...(恐らく、こいつは目で見た攻撃しかコピーは出来ない...!後は、これは憶測だが、、)」

デュマ「?」

幸二「青のエレメント!!ハート・THE・トリガー!!」

バァン!!!

デュマ「ちっ...!」ブシャアッ!!


幸二「...」

デュマ「はぁ...つまんねーの」

幸二「!(エレメントの攻撃はコピー出来ない...!)」

 

────


第310話 「強力助っ人」

 

 ────


《スターリーランド》

三太郎 vs R一善


一善は、三太郎に攻撃を重ねる。三太郎はそれをかわし続ける。

三太郎「おい!一善!!聞こえないのか?!俺だよ!!わかるだろ?!」

一善「うぅ...ぅ...!」

三太郎「流石にお前を攻撃出来ねぇよ!!なぁ!!やめてくれって!!」

一善「うぅ......」


〜一善の潜在意識〜

一善「聞こえてるよ...!わかってる!わかってるよ!!俺だって...仲間を攻撃したくない...!意識は魔者に向いてるんだ。でも、体が勝手に...ごめん!」

〜〜〜


三太郎「一善!!」

一善「うぅ...!!!」

一善は、緑の剣で三太郎に斬りかかる!

三太郎「わりぃ一善...!少し黙らす!」

一善「...!!!」

三太郎「黄のエレメント!!85%ダイナマイトクラッシュ!!!」


ドゴォーーーーーン!!!!

 

────

 

デュマ vs 幸二


幸二「...(だが...純粋なエレメントの攻撃だけじゃ、こいつは恐らく倒せない...!どうする...?)」

デュマ「もっと強い技あるでしょう?使わないと俺は倒せないよ...?」

幸二「...!」


デュマ「さぁ...早く!!!」

幸二「...!!!」


シュゥゥゥゥ...!!!!!


その時、どこからともなくデュマ目掛けて刀が飛んできた!!


グサッ!!!!


デュマ「...!!!」グハッ!!!

幸二「...?!」


長い刀は、デュマの体を貫き、切っ先は地面に刺さった。


デュマ「...!!」

幸二「この刀...?!」

???「魔者風情が人間様に逆らうな」


グシャッ!!!!


幸二「千巣先輩!!!!」

千巣が現れた。

 

千巣「幸二、無事か?」

千巣は、剣を引き抜いて、もう一度斬り掛かる!

デュマは、高く飛んで、攻撃を避ける。


千巣「状況を簡潔に教えてくれ」

幸二「は、はい!」


デュマ「(この男...!エミリーを倒した男だな?間違いない、シェイクスピア様が消そうとしていたあの男だ...!)」

 

────


第311話 「ゼロ」

 

────


《スターリーランド》

千巣「なるほどな。だいたいわかった」

幸二「はい...!」


千巣「要は一善は、魔者になった訳では無いんだな、こいつの妙な技のせいでそうなったと」

幸二「恐らく」

デュマ「...」


千巣「そして、こいつは技をコピーする...」

幸二「恐らく、魔導書の力だけですが、まだ分かりません」

千巣「了解」

デュマ「お話はおしまい?」


千巣「幸二、お前は三太郎の所へ行け。一善をなんとしてでも食い止めろ。俺がこの魔者を倒して、術が解けるまで。今”スターリーランド(ここ)”には、一般の人は居ない。一善をここから出すな。それまでに俺がそいつを倒す」


幸二「分かりました!」

幸二は、三太郎の元へ向かう。


千巣「...お前、ノベルの魔者だな」

デュマ「そうだよ。俺はデュマ。よろしくね」

千巣「あぁ。よろしく」

デュマ「あの子、行かせて良かったの?君一人で俺を倒せるかな?」

千巣「問題ない。最善の策だ。それに」

デュマ「...?」


千巣「一人の方が思いっきり暴れられるからな...!」


デュマ「そうなんだ。ま、いいや」

千巣「...」

デュマ「じゃあさ、俺とゲームしない?」

千巣「ゲーム?」

デュマ「そう。鬼ごっこだよ」

千巣「鬼ごっこ?」

デュマ「僕は君から逃げる。君は僕を倒す。それだけだよ。簡単でしょ?」

千巣「なるほどな。付き合ってやるよ」


デュマ「そして逃げてる間に俺は人を殺す...君は何人までに抑えられるかな...?」

千巣「...!!」

デュマ「ねぇ、どうする?ノルマは?目標は?」

千巣「ゼロ」

デュマ「ふふふっ。じゃ、ゲームスタートだ!」


デュマは、千巣から高速で逃げる!

千巣はそれを追いかける!


《スターリーランド》

三太郎 vs R一善


一善「うぅ...!!!(くそっ...!勝手にマヂカラが消費される...!!ごめんみんな...!!)」ボガァァン!!

三太郎「凄まじいな、一善!!守護!!マイティガイ!!!」バリバリィ!!


幸二「三太郎!!!!」

三太郎「お、幸二?!」


スタッ...


三太郎「魔者倒したのか?!」

幸二「いや、千巣さんが来た!」

三太郎「アニキ?!じゃあ魔者は」

幸二「あの人に任せる。俺たちは一善をなんとしてでも止めるんだ」

三太郎「なるほどな。わかった!!」

 

────

 

葛西臨海公園付近》

デュマ「ひゃっほぅーーー!楽しいねぇ!!!」

千巣「待ちやがれ!どこまで逃げる気だ!」

デュマ「さぁね!」

千巣「(人手が少ないのと、この辺りには住宅が少ないこともあって、まだ誰も死んでない。だがこのまま進めば...!)」


デュマ「よし...そろそろアレ、やるか...!」

 

────


第312話 「鬼ごっこ

 

────


《新木場付近》


デュマは千巣から逃げ続ける!

デュマ「そろそろ、ちょっとレベルをあげようか...!!」

千巣「?!」

すると、デュマは何体かに分身した!


千巣「(分身...?)」

デュマ「はっはぁ!!どれが本物かなぁ?!あ、早く当てないと、分身が人を殺しちゃうかもよぉ?!」

千巣「...(こいつ、なんの能力だ?)」

デュマ「(少しマヂカラを温存しないとな...本当はもっと増やせるけど、5体で勘弁してあげる)」


千巣「ま、問題ねぇよ。四十六眼!!!」キィィィン!

デュマ「...?!」


千巣「お前だな!!」 ビュッッッッ!!!

千巣は、一体に向けて、妖刀を投げつける!!


グサッ!!!


デュマ「...!!(この刀...妖刀か?!痛いんだよなぁ!!)」グハッ!!!

刀はデュマ本体にヒットした!デュマの分身は全て消えた。


千巣「運」

千巣は、刀を取り戻した。

デュマ「そこはさぁ、何発か外してからやるのがマナーでしょ。つまんないなぁ」

千巣「墜ちろ...!千紫万紅流!!裂空斬(れっくうざん)!!!」


ズバッ!!!


デュマ「うわぁぁぁいてぇぇぇ!!!」グハッッ!!


デュマは傷を追いながらも逃げ続ける...!

 

────

 

《スターリーランド》


三太郎「とにかく、まずは一善を落ち着かせよう」

幸二「あぁ」

三太郎「普段と違ってマヂカラの使い方がデタラメだ。とんでもねぇパワーだ。注意しろ」

幸二「承知」


一善「うぅ...!!!!」バコーーーーン!!


幸二「青のエレメント...!!プロミス・THE・チェーン!!!」

幸二は、指からチェーン状のエレメントを一善の四肢に巻き付ける...!

三太郎「行くぞ!!!ただのパンチ!!!!」

三太郎は、一善のみぞおちに一発食らわせる!!!

一善「うぅ...!!」

三太郎「ごめんな...一善...!」

幸二「...」


一善「うぅ......うぁぁぁぁ!!!」


バリィィィィン!!!


幸二「チェーンが!!」

三太郎「破壊された!!」


一善「うぅ...!!!!」

三太郎「幸二!!来るぞ!!」

幸二「!!!!」

 

バゴォォォォォォン!!!

 

幸二は、一善に吹き飛ばされる!!!

 

────


第313話 「君の力になりたい」

 

────


《スターリーランド》

一善「うぅ...(幸二...ごめん!!俺のせいで...俺のせいで2人を傷つけてしまう...)」

一善の拳からは、酷く流血している。

三太郎「幸二!!!大丈夫か?!」

幸二「...あぁ...」

三太郎「(幸二も一善もボロボロだ...!俺ももうそんなにはもたない...!)」


幸二「おい...一善...聞こえるか?」

幸二は、よろつきながら立ち上がる。

一善「うぅ......(幸二!)」


幸二「へへっ...なんだ...その...しょぼい技は...」

三太郎「...?」

幸二「なんてな...でもな...痛くねぇのは本当だ...」

三太郎「...?」


幸二「お前の痛みに比べたら...こんなの痛くも何ともねぇから!!!!」

三太郎「!!」

一善「...!!」


幸二「まぁ...聞こえてねぇならいいよ...どうせなら言いたいこと全部言ってやるよ...」

三太郎「...幸二?」

一善「......」


幸二「戻ってこいよ...!一善!」

一善「......!」

三太郎「?!」


幸二「これは今の状況に限ったことじゃあねぇ。最近の一善全般に言えることだ」

三太郎「...!」

一善「......」


幸二「お前は強い。俺は、魔法使いとして常に正しくあろうとするお前を尊敬してるし、誰もがそうあるべきだと思う」

一善「......(幸二?)」


幸二「でも、自分が”一人の人間”であることを忘れてないか?」

三太郎「!!」

一善「...!」

幸二「俺たちは、サイボーグじゃないんだ。心で動く尊い生き物なんだよ」

三太郎「幸二...」

一善「...」


三太郎「なんか...大人しくなったな。一善」

幸二「そうだな。攻撃してこないなら、話を続けるぞ」

一善「......」


幸二「一善、俺はな...」

三太郎「...」

一善「......(...?)」

幸二「俺は...お前の力になりたいんだよ!友達だから!」


三太郎「!!」

一善「......(...!)」


幸二「お前が人間らしくあれるように...助けたいんだよ!三太郎だって同じ気持ちだよ。でも俺には、どうすればいいか分からなかった。だからこうやって、伝えるしか無かった...!


三太郎「...そうだぞ、一善」

一善「うぅ......(二人とも...)」

幸二「だって...俺たちは、数多の命の中で、人間に選ばれて産まれたんだから...!俺達には、泣いたり、笑ったり、怒ったりする権利があるんだよ!」

三太郎「...」

幸二「俺だって...死んでしまいたいくらい後悔したことがある...」


一善「......」

幸二「でも...俺は今、生かされてる。だから、人間として、居なくなった人の分まで生きようと思った...!」

 

────


第314話 「狙うべきもの」

 

────


《スターリーランド》


幸二「なぁ...一善」

三太郎「...」

一善「......(幸二...)」


幸二「人間やろうぜ...!こんな狂った世界だろうと」


一善「......!!」


三太郎「一善!!!!」


一善「......!!」


幸二「(聞こえてるか...?まぁどっちでもいい。大人しくしていてくれ。きっとあの人が、魔者を退治してくれる)」


〜一善の潜在意識〜

 

俺は...人間...

そうだよ。そうだよな。

俺は、みんなの為に...平和の為にって、そう思って日々を過ごしていた。

でも...そういう俺を見て、気を使わせてたのかな...心配させていたのかな。


最近...生きていることが、楽しくなかった。魔者を退治する。強い存在理由が出来たせいか、その理由なしでは、生きていちゃいけないと勝手に思ってた。


でも、違うと言ってくれるんだね。


幸二、三太郎。ありがとう。


俺も早く、元の状態に戻りたいよ...早く言葉を返したい...どうすればいいんだ?


今、俺の動きは止まっている。それはなぜだ?


さっきまでは、術に抗おうと、必死に魔者へと意識を向けていた。しかし、それが幸二達への攻撃へと転じた。


もしかして...


そういうことなのか...?


ということは、それを'逆'に'す'れ'ば、この状態でも攻撃に加勢できる...?


失敗したら、ごめん。でも...やってみるよ...!


今、倒そうとするべきは────!!


〜〜〜


幸二「動かないな」

三太郎「あぁ。もう大丈夫じゃね?」

幸二「油断は出来ない。だが、千巣さんも心配だ。加勢したいところではある」


一善「う...うぅ...」


幸二・三太郎「!」


一善「うぁぁぁぁぁぁ!!」


幸二「来る!!!」


ビュン!!!!!


一善は、幸二らに向かった!!

三太郎「一善!!!」


シュッッッ!!!


しかし、一善は、幸二と三太郎を通り過ぎて、遠くへ向かった!!


幸二「?!」

三太郎「攻撃されなかった!!」

幸二「でも、どこへ行くつもりだ?!」

三太郎「周りに被害が出ないように追いかけよう!」

幸二「あぁ!!」

 

SOREMA -それ、魔!- 37へ続く。

 

第307話 「共闘」

第308話 「反転(リバース)」

第309話 「愚弄」

第310話 「強力助っ人」

第311話 「ゼロ」

第312話 「鬼ごっこ

第313話 「君の力になりたい」

第314話 「狙うべきもの」