SOREMA -それ、魔!- イントロダクション①

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SOREMA -それ、魔!-

 


イントロダクション

 

 

──全ては、"魔法なんて無い世界"の為に...──

 


これは、心優しき”魔法使い”油木一善と、その仲間達の物語である。

 


江戸時代初期、謎の作家・奇摩権蔵(きまごんぞう)によって書かれた魔導書”蒼魔導書五十一章”。これらは東京を中心に散在しており、それらには特別な”力”が宿っていた.....


どこにでもいる普通の青年・油木一善は、幼い頃、近所で拾った”魔導書”によって、架空の昆虫を生み出せる能力を持っていた。友人こそ少なかったが、一善と2人で暮らす母と、一善が生み出す昆虫”つのキング”が心の支えとなっていた。


そして時は令和。

 

クリスマスの朝、一善の母は、偶然魔導書の一つを拾う。

しかし、その日の夜に何者かによって殺されてしまう。

 

絶望の中一善は、その場に駆けつけた”魔法使い”を名乗る謎の男・神野ジャスティン護に導かれ、魔導書災害対策組織「魔裁組(まざいぐみ)」第2支部に足を踏み入れる。


魔裁組は、街に現れ人を襲う”魔者(まもの)”を退治し、魔導書を集める組織で、ジャスティンはその1人だという。一善は戸惑いながらも、魔裁組に身を置くことになる。


魔者から人々を守るため、そして一善の母を襲った犯人を見つけ出すために、一善は魔法使いとなり、魔法の戦いに身を投じていく。


これ以上悲しみを生まないために.....